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コンバインを売るときの相場と売り先条数・年式・使った時間で変わる査定と、古い・動かない機械の売り方

この記事の結論
  1. コンバインの査定額は「条数・年式・使った時間」でおおまかに決まり、2社の公開実績では数千円から300万円台まで幅がありました。
  2. 稲刈りの前後を売りどきとする業者や比較サイトがあります。使わないと決めたら、早めに査定を取っておくと比べやすくなります。
  3. 乗って運転するコンバインは、ナンバーのある小型特殊自動車です。手放したら市町村の窓口でナンバーを返します。

稲刈りが終わり、コンバインを手放すか考えている方へ。 相場の目安と、売り先の選び方をまとめました。

結論:コンバインは「条数・年式・稼働時間」で決まる。稲刈り直後に動くのがよい

コンバインの査定額は、一度に刈れる列の数(条数)、年式、使った時間(アワーメーター)でおおまかに決まります。 同じ条数でも、作られた年や使った時間、刈る部分の傷み具合で、額は大きく変わります。

売る時期については、業者や比較サイトの中に、稲刈りの前後を売りどきとするところがあります。 たとえば比較サイトのヒカカク!は、農機具のページで、コンバインは稲刈りの時期が高く売れるタイミングだと説明しています。 ただし当サイトでは、時期によって査定額がどれだけ変わるかは、まだ確かめていません。 使わないと決めたら、次の稲刈りを待たずに査定を取っておくと、比べる時間がとれます。

コンバインの買取相場

業者が公開している買取実績を、2社分集めました。 どちらの業者も、実績に年式や使った時間を書いていない例が多いため、条数別の中央値はまだ出していません。

出典件数買取額の幅実績に書かれていること
農機具王(公式サイトの買取実績)12件3万円〜310万円メーカー・型式・店の名前
農機具高く売れるドットコム(公式サイトの買取実績)9件5千円〜30万円メーカー・型式・状態の目安・買取日(2025年12月〜2026年8月)・都道府県

2社を合わせた21件では、5千円から310万円までの例がありました。 100万円を超える例がある一方で、1万円を下回る例もあります。

業者が公開する実績は、高く買えた例が多めに載っている可能性があります。 また、同じ型式でも、年式や使った時間、状態で額は変わります。 この幅は「こういう例もある」という目安として見て、自分の機械の額は査定で確かめてください。

査定で見られるポイント

コンバインの査定では、主に次のところが見られます。

  • 稲を刈る部分(刈取部):刃や、稲を送るチェーンの傷み
  • もみを外す部分(脱穀部):こぎ胴(もみを落とす回転する部分)や網の傷み
  • ゴムのキャタピラ(クローラー):ひび割れ、切れ、すり減り
  • もみをためるタンク(グレンタンク)と、もみを出す筒
  • 使った時間(アワーメーター)
  • エンジンがかかるか、刈り取りと脱穀が動くか

条数は、一度に刈れる稲の列の数です。 一般に、条数が多いほど機械が大きく、広い田んぼ向けになります。 条数は、機械の名札(銘板)の型式や、取扱説明書で確かめられます。 業者の買取実績でも、「3条刈」「4条刈」のように条数と使った時間を並べて書いている例があります(日本中古農機組合の買取実績など)。

古い・動かないコンバインは売れる?

古い機械や動かない機械でも、値段がつく場合があります。 農機具王は、故障していても、動かなくても、古くても買い取るとしています。値段がつけられないものは、一部を除いて無料で引き取るとしています。 農機具買取査定君は、申し込むときに、値段がつかない場合に無料で引き取ってほしいかを選ぶ欄があります。

どちらも「必ず値段がつく」とは書いていません。 くわしくは動かない・壊れた農機具の買取をご覧ください。

コンバインの売り先の比較

まとめて査定(一括査定)、直営の買取業者、JA、地域の専門店を比べます。 各社の公式サイトに書かれていることだけを載せ、見つけられなかったことは「公式サイトに記載なし」としています。

売り先型査定が届く数コンバインの扱い出張の費用申し込んだあとの連絡
農機具買取査定君(広告提携の候補)まとめて査定最大5社申込画面で機種に「コンバイン」を選べる公式サイトに記載なし(利用と仲介の手数料は無料)買取会社から、入力した連絡先に届く。結果は基本3営業日以内
ヒカカク!農機具一括査定(広告提携の候補)まとめて査定最大20社農機具として商品名を入れて申し込む公式サイトに記載なし(利用は無料)査定結果はメールで届く(最短1日)
農機具王(直営の買取業者。当サイトは広告提携の予定あり)直営の買取業者1社コンバインを含む全機種に対応としている無料としている電話かWebで申し込み、日時を決める
JA(農協)下取り・買取の相談そのJAだけJAによるJAによるJAによる
地元の中古農機店地元の買取店その店だけ店による店による店による

広告を出しているかどうかで、表の順番は変えていません。 JAは地域ごとに扱いが違うので、お近くのJAの窓口に、下取りや買取の相談ができるか聞いてみてください。 各社のくわしい条件は、農機具買取のおすすめ業者の比較の表にまとめています。

一括査定のしくみは農機具の一括査定とはで説明しています。

引取の流れ

コンバインは大きいため、トラック(積載車)に積めるか、運び出す道があるかを確認します。 申し込むときに、次のことを伝えておくと、当日の段取りがスムーズです。

  • 置き場所(納屋・車庫・田んぼの横など)
  • 出入口の幅と高さ
  • トラックが機械の近くまで入れるか
  • エンジンがかかって自分で動かせるか

ヒカカク!の申込では、買取の方法として「出張(業者が家まで引き取りに来る)」を選べます。 農機具王は、査定の当日にそのまま引き取ることもできるとしています。 運び出す費用(搬出費)が買取額から引かれるかどうかは、契約の前に紙で確かめてください。

当日は、おおよそ次の順番で進みます。

  1. 業者が機械を見て、エンジンをかけ、刈取部や脱穀部が動くかを確かめる
  2. 査定額と、引き取りの日・代金の受け取り方を聞く
  3. 納得したら契約書にサインする。納得できなければ断る
  4. トラックに積んで運び出す(その日か、後日)

売るか迷っているとき

「来年も使うかもしれない」と迷っているうちに、年式は古くなっていきます。 査定を頼んでも、売るかどうかは後で決められます。 農機具王は、まだ売るか決めていなくても査定を受けるとしています。 農機具買取査定君も、見積もりのあとで断ることができるとしています。 今の額を知っておくと、作業を人に頼むか、自分で続けるかを考える材料になります。

売る前にやること

清掃をして、もみやわらを取り除き、付属品をそろえます。

  • 刈取部や脱穀部に残ったわら・もみ・泥を、できる範囲で取り除く
  • グレンタンクの中のもみを出しておく
  • 取扱説明書、鍵、予備の部品などをひとまとめにする
  • 銘板とアワーメーターの写真を撮っておく

分解して掃除する必要はありません。 農機具王の公式サイトでは、ほこりだらけのままでも査定には問題ないが、きれいにしておくと大切に使われていた印象になる、と説明しています。

乗って運転するコンバインは、ナンバーのある小型特殊自動車です。 売ったあとは、市町村の税の窓口でナンバーを返します(標識返納)。 軽自動車税は毎年4月1日の時点で持っている人にかかるので、年度末に売るときは特に早めに手続きをします。 手続きの流れはトラクターの買取業者の選び方の「売る前の手続き」でも説明しています。

籾やわらを落とし、銘板とメーターの写真を撮っておけば、申し込みのときに困りません。

まとめ

コンバインは、条数・年式・使った時間を確かめてから、複数社に見てもらいます。 公開実績では額の幅がとても広いので、1社の額だけで決めないことが大切です。 実際に査定した結果は体験記、ほかの機種の相場は農機具買取相場の早見表をご覧ください。 売り先全体の比較は農機具買取のおすすめ業者の比較にまとめています。

参考にした資料

よくある質問

大きくて運べないのですが、引き取ってもらえますか?

家まで見に来て、そのまま引き取る形をとる業者が多くあります。条件は業者ごとに違うので、置き場所と道の広さを伝えて確認してください。

籾(もみ)が残ったままでも査定してもらえますか?

査定の前に、できる範囲で籾やわらを取り除いておくと、状態を見てもらいやすくなります。扱いは業者に確認してください。

何条刈りかわからないときはどうすればいいですか?

機械の名札(銘板)の型式や取扱説明書で確かめられます。わからなければ、銘板の写真を業者に送って聞いてみてください。

書いた人:農機・軽トラ売却ナビ編集部
買取業者ではない立場で、公的な資料や業者の公式情報をもとに比べています。運営者について