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田植え機を売るときの相場と査定のポイント条数・年式・付属品で変わる査定と、古い田植え機の売り先

この記事の結論
  1. 田植え機の査定額は、一度に植える列の数(条数)と年式でおおまかに決まります。業者2社の公開実績22件では、5千円から200万円まで幅がありました。
  2. 肥料をまく装置などの付属品がそろっていると、確認してもらえる項目が増えます。
  3. 乗って運転する田植え機はナンバーのある小型特殊自動車なので、手放したら市町村の窓口でナンバーを返します。

田植え機を手放したい方へ。 相場の目安と、査定で見られるポイントをまとめました。

結論

田植え機の買取額は、機械によって大きく違います。 業者2社が公開している買取実績22件では、5千円から200万円までの例がありました(2026年9月29日に取得)。

額を上下させるのは、主に次の点です。

  • 一度に植える列の数(条数)。多いほど機械が大きくなります
  • 作られた年(年式)と、使った時間(アワーメーター)
  • 苗を植える部分の傷み具合と、エンジンがかかるか
  • 肥料をまく装置(施肥機)などの付属品がついているか

自分の機械の額は、2〜3社に査定を頼んで確かめるのが確かです。

田植え機の買取相場

業者が公開している買取実績を、2社分集めました。 どちらも年式や使った時間を書いていない例が多いため、条数別・年式別の中央値はまだ出していません。

出典件数買取額の幅実績に書かれていること
農機具王(公式サイトの買取実績)12件1万円〜200万円メーカー・型式・店の名前
農機具高く売れるドットコム(公式サイトの買取実績)10件5千円〜30万円メーカー・型式・状態の目安・買取日(2025年11月〜2026年7月)・都道府県

2社を合わせた22件では、100万円以上の例が4件、10万円未満の例が8件ありました。 同じ型式でも、100万円の例と30万円の例があり、状態や年式で額が変わることがわかります。

業者が公開する実績は、高く買えた例が多めに載っている可能性があります。 この幅は目安として見てください。

条数とは

条数は、田植え機が一度に植えられる苗の列の数です。 「4条植え」なら、1回通ると4列の苗が植わります。 条数が多いほど、広い田んぼ向けの大きな機械になります。 条数は、機械の名札(銘板)の型式や、取扱説明書で確かめられます。

田植え機の売り先の選び方

田植え機の主な売り先は、次の4つです。

  • まとめて査定(一括査定):1回の入力で何社かに頼めます。公式サイトでは、農機具買取査定君は最大5社、ヒカカク!農機具一括査定は最大20社から査定が届くとしています。農機具買取査定君の申込画面では、機種に「田植え機」を選べます
  • 直営の買取業者:連絡は1社からだけです。たとえば農機具王(当サイトは広告提携の予定あり)は、田植え機を含む全機種に対応し、査定と出張の費用は無料としています
  • JA(農協):新しい機械に買い替えるなら、下取りを相談できます。中古農機の買取の相談を受けていると案内しているJAもあります(JA南アルプス市など)
  • 地元の中古農機店:出張の範囲や費用は店ごとに違います

1社だけの額では、高いか安いか判断できません。 まとめて査定と直営の業者を1つずつ使うなど、2〜3か所に聞いて比べてください。 各社の条件は農機具買取のおすすめ業者の比較の表にまとめています(2026年9月29日に確認)。

乗用と歩行型の違い

田植え機には、乗って運転する「乗用」と、押して歩く「歩行型」があります。

乗用の田植え機は、小型特殊自動車として扱われます。 公道を走らなくても、持っていれば軽自動車税がかかり、ナンバーがついています。 売ったあとは、市町村の税の窓口でナンバーを返します(標識返納)。

歩行型のように乗って運転しない機械は、軽自動車税の対象ではないと、市町村が案内しています(愛知県あま市など)。 ナンバーの返納はいりませんが、仕事で使っていた場合は、固定資産税(償却資産)の申告から外す手続きが必要になることがあります。

査定で見られるポイント

苗を植える部分(植付部)、苗をのせる台(苗載台)、肥料をまく装置(施肥機)や除草剤をまく装置などの付属品、使った時間(アワーメーター)が見られます。

  • 植付部:苗をつかんで植える爪の減りや、動きのなめらかさ
  • 苗載台:割れや曲がり
  • 施肥機:肥料の通り道のさびや詰まり
  • 車輪やフロート(田んぼの泥の上をすべる板)の傷み
  • エンジンがかかるか、植付部が動くか

施肥機は、肥料が中に残ったままだと、さびの原因になることがあります。 査定の前に、残った肥料を取り出しておくと、状態を見てもらいやすくなります。

申し込むときに伝えること

電話やWebで申し込むときは、次のことを伝えると、おおよその額を聞きやすくなります。

  • メーカーと型式(銘板に書いてあります)
  • 条数(4条・6条など)と、乗用か歩行型か
  • 施肥機や除草剤をまく装置がついているか
  • 使った時間(メーターが読めなければ、そう伝えます)
  • エンジンがかかるか、植付部が動くか
  • 置き場所と、トラックが近くまで入れるか

写真があると、話がさらに早く進みます。 全体、銘板、メーターの3枚があれば十分なことが多いです。

売る前の準備

田植え機は、泥の中で使う機械です。 査定の前に、次のことをしておくと、状態を見てもらいやすくなります。

  • 車輪やフロート、植付部についた泥を落とす
  • 苗載台に残った土や苗くずを払う
  • 施肥機に残った肥料を出しておく
  • 取扱説明書、鍵、予備の爪などの部品をひとまとめにする

分解しての掃除や、高いお金をかけた修理はしなくてかまいません。 修理代が、査定額の上がり分より高くつくことがあるためです。

古い田植え機の売り先

古い田植え機は、値段がつくかどうかを先に確かめます。 農機具買取査定君の相談事例では、10年以上、20年以上前の田植え機でも「買取ができる可能性がある」と答えています。 農機具王は、故障していても、動かなくても、古くても買い取るとしています。 どちらも「必ず値段がつく」とは書いていません。

くわしくは古い農機具の買取と農機具の処分方法の比較をご覧ください。

使わなくなった苗箱や育苗の道具も、一緒に見てもらえるか聞いてみると、片付けが一度で済みます。

売るタイミング

田植え機を手放す動きは、春の作付けの前に多いと考えられます。 比較サイトのヒカカク!は、農機具のページで、田植機は3〜5月が高く売れる時期だとしています。 ただし当サイトでは、時期で査定額がどれだけ変わるかを、まだ確かめていません。

田植えの時期が終わると、次に使うのは1年先です。 「もう使わない」と決めたら、その年のうちに査定を取っておくと、急がずに比べられます。

手放したあとの手続き

乗用の田植え機は、ナンバーのある小型特殊自動車です。 売ったあとは、市町村の税の窓口でナンバーを返します(標識返納)。 軽自動車税は、毎年4月1日の時点で持っている人にかかります。 春の作付け前の3月に売るときは、特に早めに手続きをしてください。

必要なものは市町村ごとに違います。 たとえば岩手県の岩手町では、ナンバープレート、印鑑、軽自動車標識返納書を持って、窓口で手続きをすると案内しています。 業者が手続きを代わりにしてくれるかは、売る前に確かめておきます。

歩行型の田植え機はナンバーがないので、返納はいりません。 ただし、仕事で使っていて、固定資産税(償却資産)として申告していた場合は、次の申告から外します。

まとめ

田植え機は、条数・年式・付属品を確かめてから、複数社に見てもらいます。 乗用の田植え機を手放したら、ナンバーの返納も忘れずに行います。 高く売るための準備は農機具を高く売るコツ、ほかの機種の相場は農機具買取相場の早見表をご覧ください。 売り先全体の比較は農機具買取のおすすめ業者の比較にまとめています。

参考にした資料

よくある質問

歩いて使う古い田植え機でも売れますか?

値段がつくかは機械の状態や業者によって違います。まずは複数社に査定を頼み、値段がつかない場合は処分の方法を比べてください。

付属品を外して売ってもいいですか?

付属品の扱いは業者によって違います。外す前に、つけたままと外した場合の両方で査定を聞いてみてください。

歩行型の田植え機にもナンバーはありますか?

乗って運転しない歩行型の機械は、軽自動車税の対象ではないと市町村が案内しています。乗用の田植え機は小型特殊自動車として、ナンバーの返納が必要です。

書いた人:農機・軽トラ売却ナビ編集部
買取業者ではない立場で、公的な資料や業者の公式情報をもとに比べています。運営者について